シミ取りレーザーを受けるお金がないから「カソーダをシミの部分に塗ってシミを消す」「カソーダをホクロに塗ってホクロを剥がす」という方法があることを知りました。
カソーダを使うとクリニックに行かなくても自力でシミやホクロを消すことができる!と、いろいろなブログやYouTubeで紹介されています。
正直、恐ろしいとしか言いようがありません。
シミを消すためにカソーダを使うのは、むしろシミが悪化する…と思います。
「カソーダを使えば簡単にシミが消える!」というのを信じて、カソーダで自力でシミを消そうとして、失敗して一生消えない跡が残ってしまった、なんてことになる気がします。
塗るだけで自力でシミが消える?カソーダってなに?
カソーダは、ヒマシ油と重曹で作られている薬剤です。
イボ、ホクロ、シミなどに効果があるとAmazonのカソーダ販売ページに記載されています。
医療用ではありません。
仕組みとしては、カソーダの重曹で皮膚を溶かしシミやホクロを取るということのようです。
重曹はアルカリ性です。
アルカリ性はタンパク質を分解します。
皮膚はタンパク質なので、重曹によって皮膚が溶けるようです。
カソーダでのシミ取りは医学的なエビデンスはない
調べましたがカソーダを使ってシミやホクロ取りをしている美容クリニックや皮膚は、私が調べた限りではありませんでした。
カソーダでのシミ取り、ホクロ取りは民間療法です。
医学的な根拠もなく、臨床試験もされていません。
カソーダで本当にシミやホクロが消えるのか?
カソーダでシミ消しホクロ消しを挑戦した人の口コミや知恵袋での質問を調べましたが、成功したという人もたしかにいました。
しかし、赤くただれてしまった、シミがさらに濃くなった、周りの肌も色素沈着してしまった、などの恐ろしい口コミもありました。
カソーダは、シミやホクロに反応するわけではなく、塗った部分の皮膚を溶かします。
なのでシミと関係ない部分も溶けます。
カソーダでのシミ取りは皮膚を溶かす(傷つける)ため、跡が残ってしまう可能性も高いです。
私は火傷や擦り傷の跡が残りやすいので、絶対にカソーダでのシミ取りはやりたくありません。
クリニックでシミ取りをしてトラブルが発生した場合は薬を処方してくれたり肌の様子を定期的に見てくれたりといった、保証をしてくれます。
ですが、カソーダでのシミ取りは完全に自己責任です。
シミだったら、レーザーやフォトシルクやフォトフェイシャルなどで消すことが可能です。
ですが、傷跡やケロイドは消すのに時間がかかり、難しいです。
(傷跡やケロイドを消すにはフラクショナルレーザーなどで肌を入れ替える治療があります。)
カソーダで自力でシミを消すと後悔することになるかも
今は、クリニックでのシミ消しが本当に安い時代になりました。
そばかすや広範囲のシミに効果があるフォトシルクは品川スキンクリニックで8,000円で施術できます。
輪郭がはっきりしている濃いシミにはヤグレーザーが効果的で湘南美容クリニックなら10mm以下8,100円です。
レーザーは医学的なエビデンスがあります。
民間療法ではありません。
高い化粧品をいくら塗っても、いくらお金をつぎ込んでもシミが消えない時代は終わりました。
そんな、安くシミが消せる時代なのにカソーダという危険な民間療法でリスクを負う必要はないと思います。
カソーダでのシミ消しは、手軽でも簡単でもなんでもないです。
余計にシミが濃くなったり、傷跡が残るリスクが大きすぎます。